1999.07.07
旅立ち
私の名前はGekkou。
ようやく見習い期間を終えた私は、ついに冒険への第1歩を踏み出した。
ウィザードである私は、先輩格のクレリック、Kuroに連れられて住み慣れたフェルウィスの城壁をくぐった。 とにかくある程度まではレベルを上げなければ話にならない。最初の獲物はコウモリや巨大蜂、Kuroのフォローの元、ひたすら戦った。 しばらくは城壁の近くで狩をし、レベル4になると遠出して隣街のケルシンの近くにあるオークキャンプへと向かった。

オークキャンプ
恐ろしい。
次々とオークセンチュリオンが生まれ出てきている。
回りにたくさんの仲間がいるのが唯一の慰めかとも思ったが、よく見てみれば死体の山。 ちょっとでも気を抜くとやられる。 どうやらオークどもは一定の間隔ごとに生まれてくるらしい。 敵がいないときは皆、走り回って敵を探している。 しかし、一度生まれ始めると後から後から生まれてきて、キャンプの中央にある小高い丘は一気に修羅場と化す。 「Help」の叫びが飛び交い、そこここで絶命する者が続出。 クレリックであるKuroは休む暇もない。
Kuroにヒーリングしてもらっているとはいえ、さすがに疲れた。
今日は街に戻って休む事にしよう。

1999.07.09
そして1人で
Kuroは自分の故郷、フリーポートへと帰ってしまった。今日からは1人で生きてゆかねばならない。 街の近くで狩をしても、もうレベルは上がらなくなってしまっている。 しかし、駆出しウィザードの私にとって、昨日のオークキャンプはまだまだ恐ろしい。 オークキャンプの近くまでゆき、はぐれオークを見つけて狩をする事にした。 ウッドエルフの街ケルシンまで走る。途中何度も迷ったが、なんとか到着。
敵を倒してくれるガードとオークキャンプの真中あたりに陣取る。
いた!オークセンチュリオンだ。しかも弱そうな奴、手ごろな敵だ。ショックオブファイアの呪文を唱える。 命中。恐ろしい形相でオークが向かってくる。杖でたたきながら、魔法を連発。なんとか倒す事が出来た。 しかしマナはほとんど残っていない。ガードの近くに移動し、マナの回復を待つ。

仲間
マナの回復を待っていると、Hawkというノームが話しかけてきた。
一緒に組んで戦わないかという事だ。もちろんOKし、パーティーを組む。彼はレベル7のウィザードだ(私は現在レベル6)。 さっそく2人でオークキャンプに乗りこむ。
素晴らしい!1人ではとても勝ち目のなかった強いオークセンチュリオンでも倒す事が出来る。 それになんといっても2人だと1人の時よりも圧倒的に効率がいい。1+1=3であるかのようだ。 私も彼もあっという間にレベルが上がった。

CB
彼がCBへ行かないかと言ってきた。CBとはクラッシュボーンの略称で、オークの居城だ。
いきあがっていた私達はさっそくCBへと向かった。
CBの近くへ来ると、遠くで歓声が聞こえる。オークどもの鴇の声らしい。すこし恐くなるが勇気を振り絞って突入。 そこは石造りのそまつな城だった(私の故郷、フェルウィスに比べると天と地の差だ)。
ゾーン(エリア移動)するといきなり死体の山。ここにきてかなり恐くなるが、彼の後を追って走る。 さすがにオークの居城だけあって、センチュリオンとは比べ物にならないほど強いオークもたくさんいる。 しかし、そういうオークは我々よりレベルの高い人達が狙っているのでそんなに危険は無いようだ。 しばらくセンチュリオンを狩って、MED(マナ回復)しようとゾーン近くまで戻る(ゾーンするとそれ以上敵は追ってこない)。 しかし、ゾーンそばに繰り広げられている光景は凄惨なものだった。
10体以上のオークがやたらに暴れまわっている。しかし我々にはマナがないのでどうしようもない。 オークに殴られつつもとにかく走り抜けてゾーンした。
HPも半分以上減ってしまっていたのでしばらく休憩する。しかしマナもHPもそろそろOKというとき、 いきなり殴られた(魔法を操る者は休息時にまわりが見えないのだ)。慌てて立ちあがるとそこには強力なオークがいた。 戦って勝てる相手ではないので、Hawkに「逃げろ」と合図し、再びゾーンする。 しかしゾーンの反対側は先ほどの修羅場。果たして助かるのか、と思いつつゾーンを抜けるとそこにはオークの姿はなく、 既に乱戦は終わっていたようだ。
しばらくCBで狩をした後、オークから奪い取ったアイテムが増えてきたのでケルシンの街まで戻ることにした。 街へ戻るとすでに深夜になっており、あたりは闇に飲み込まれている。 今日はここで解散することにし、Hawkと別れた後、私は眠りについた。

1999.07.10
草原
今日もHawkと同行する。オークキャンプへ行ってみたが、やたらと人が多い。 この前とは逆に、生まれてきたオークを皆で取り合っているような状況だ。これでは埒があかないと、BBM(ButcherBlockMountain)に行くことにした。 私は行った事のないところだが、彼はよく知っているようだ。頼もしい。ついてみると、そこは平原だった。 フェルウィスは森に囲まれた街なので、平原は私の目に新鮮だった。ここでゴブリンとドワーフスケルトンを狩る事にする。 獲物を探して走り回っていると、なんとゴブリンとオークが戦っている!どうやら彼らは敵対関係にあるようだ。 しばらく観戦しているとゴブリンが敗れ、勝ち誇ったオークは俊足で走り去ってしまった(オークランナーという名前だけのことはある)。
マナが切れてきたので2人でMEDする。しばらく座っていると彼が何者かに襲われた気配。 慌てて立ちあがってみると巨大なオーガが彼の後ろに立ちはだかっている!「逃げろ」と合図し、私も一目散に逃げ出した。 なんとかゾーンまで逃げ切ることができ、一息つく。背丈が低いノームである彼の6倍はあっただろうか、 しかしどうやらそんなに強力な敵ではないようだ。今回は慌てて逃げ出してしまったが、次に出会ったら勝負しよう、などとHawkと話し合う。 そうこうするうちに日が暮れてきた。今日はこの辺で街に戻ろう。

1999.07.11
パーティ
今日はHawkと別行動。1人でオークキャンプへ乗り込む。相変わらず小高い丘の上は修羅場と化している。 しかしレベルの上がった私にとって、そこは前ほど恐ろしい場所ではなくなっていた。 しばらく1人で戦ってみたが、どうにも効率が悪い。そこで近くにいた同じ位のレベルの女性に話し掛けてみる。 彼女はYurianという名のエンチャンターで、クレリックと一緒に戦っていた。 彼女達は私を快く迎え入れてくれ、3人でチームを組むことになった。 しばらく戦っていたが、クレリックが帰らなければならないといって帰ってしまい、私達は2人になった。 回りをよく観察してみると、戦士系の男が1人で戦っている。彼を仲間にしようと彼女と相談し、彼に話しかけた。 彼は我々の話を快諾し、ここに戦士1+魔法使い2のパーティーが誕生した。彼の名はTomy、パラディンだ。 彼が入ったことにより、オークどもを倒す事の効率が恐ろしく良くなった。 パラディンの彼がオークと対峙し、そこへ我々が魔法を撃ち込む、という具合である。これはパーティーで戦うとき、最も基本的なスタイルだ。 しかしめったやたらと人が多く、効率の良い我々はなかなか獲物にありつけない。我々は別の場所へ移動することにした。

ゴブリンキャンプ
到着したところはBBMにあるゴブリンキャンプ。幸いまわりに人影もなく、我々3人の独占状態である。 いた! ゴブリンだ! さっそく彼が突撃する。ゴブリンをテントの外へおびき出すと我々も魔法を撃ち始める。楽勝だ!  面白いようにEXP(経験値)が入る。レベルアップももうすぐだ。
しかし、思わぬところで事態は急変した。いつものように彼が突っ込んで行くが様子がおかしい。魔法の閃光が彼を包む!  ゴブリンの魔法使いだ!彼のHPがみるみる減ってゆく!彼の叫びが聞こえた「逃げろ!」。Yurianと私は一目散に逃げ始めた。 既にTomyのHPは0になっている、絶命したのだ! 近くにドワーフガードのいる小屋がある、そこまで行き着ければ…。 見えた! 小屋の光だ! …と思った刹那、まばゆい光と共に激しい衝撃が襲いかかった! やられた! だがまだHPは1/3残っている、 しかし続く第2の衝撃に私は耐えることができなかった。 目の前が暗くなり、地面に倒れこんでゆくのがわかる…遠くでYurianの声が聞こえる「Gekk…。
…気がつくとそこはフェルウィスの城壁だった。私は死んだのだ。しばらくぼうっとしているとYurianの声が聞こえた、 彼女はなんとか助かったらしい。よかった。全滅は免れたようだ。
自分の死体が転がっている場所へ戻り、装備を取り戻した私達は再びゴブリンキャンプへと向かった。ゴブリンウィザードを呪いながら…。

1999.07.12
チェスボード
BBMにてHawkと出会う。さっそくチームを組んでジャイアントスカラベやバシリスクなどの獲物を狩るが、今日は獲物が少ない。 しばらくするとYurianが合流したので、3人でアンデッドポーンを狩りに行こうという事になった。到着してみると、なんとそこは巨大な チェスボード。石造りのルークやらナイトやらが置かれている。どうやらこのチェスボード上にモンスターは生まれ出るらしい。 まてよ? アンデッドポーン? ということはアンデッドナイトやらアンデッドキングがいるのか? 私の問いにHawkはこともなげに答えた、 キングは強いよ、と。
さてさっそく生まれてきたポーンを狩る。見た目は巨大なスケルトンだがそう強くはない。順調に3人で狩る事が出来る。 次々に生まれてくるポーンに混じって、ついにビショップが生まれた。注意して攻撃をしかけるが、ビショップは魔法を使ってきた。 こちらのHPの減りが早い。さらにスケルトン特有の高らかな笑い声と共にビショップの隣に小さいスケルトンが出現した。 ビショップが子供を召還したのだ! まずい、時間をかけるとこちらが不利になる。しかし幸いビショップはすぐに倒れ、 子供も何とか仕留めることができた。マナが減ってきたので、MEDしているとHawkが襲われている様子、慌てて立ちあがる。 敵に攻撃をしかけるために近寄っていこうとしたが、HawkのHPの減り方が異常なことに気づく。 キングだ! 次々に強力な魔法を繰り出している! 「逃げろ!」Hawkの声が聞こえる。私とYurianは一目散に逃げ始めた。 しかしHawkの叫びはYurianの悲鳴にかき消された。YurianのHPがみるみる減ってゆく!  いったんキングの注意をこちらにそらそうと方向転換した私はキングの前へ飛び込もうとした。 しかしそのとき、キングが急に向きを変え、あらぬ方向へと歩き出した。その先には別のパーティーの一団が臨戦体勢を取っている。 キング狙いの高レベルパーティーだ! 助かった。その旨をHawkとYurianに伝え、キングと別のパーティーの戦いを見に行くが、 あっさりキングは倒されてしまった。私はそのパーティーに礼を述べ、HawkとYurianの到着を待った。
しばらく狩をしているとTomyが合流してきた。前衛が来たので安心して狩りをする事が出来る。
今日はレベル11になった。

1999.07.14
カラディムへ
ついに念願のレベル12になった。これでホームポイント(死んだ時に復活する場所)を変更する魔法が使える。 今日は1人なので、とりあえずチェスボードへ行ってみる。手頃なポーンがいたのでさっそく戦闘開始。 しかし、やはりウィザードの1人はつらい、何とか勝てはしたものの、HPは1/5、マナは0だ。これではいくらなんでも危険過ぎる。
ポーンは諦めて、バジリスクを狩ることにした。しかし、奴は強力なスタン攻撃を繰り出してくる、あと少しで倒せるのだが 手足が言う事を効かない、みるみるHPが減ってゆく。死を覚悟した瞬間、スタンが解けて渾身の力を振り絞った一撃が決まった!  残りHPは3。もうネズミに噛まれても死ぬ状態だ。しかし運の良いことに襲ってくる敵もなく、無事安全な場所へ辿りつく事が出来た。
そうこうするうちにHawkとYurian、Tomyと合流する。しばらくアンデッドポーンを狩ってみるが、今度はあまりに手応えがない。 なんとあの恐ろしかったキングまで簡単に倒せることが発覚した。我々は確実に強くなっているのだ!  どこか別の場所へ移動しようということになり、とりあえずバンディットキャンプへ行ってみる。しばらくバンディットを倒していたが、 人が増えてきた。バンディットが現れるといきなり取り合いになる。早い者勝ちの様相を喫してきたので、ここも移動することにする。
いっそのこと足を伸ばしてカラディムへ行こう、という意見でまとまる。私にとっては初めての地域。 BBMをひたすら走り抜け、カラディムの街へ到着。ドワーフの街だ。さっそく覚えたての魔法でここを新しいホームポイントにする。

この後、アンレストへ向かった我々がどうなったか…あなたの御想像にお任せしよう。